ちょっとだけボランティア編
日本語教師という仕事に憧れをいだいたまま就職した私は、就職2年目にボランティアを始めました。
結局、活動したのは1年だけなんですが、少しでもボランティアの活動を見ることができてよかったと思います。

私が関わったボランティア団体は公的な団体で、ボランティアをするには前もってボランティア養成講座(有料)を受講しなければなりませんでした。受講後にやっとボランティア登録して教室に参加できるというシステムです。
ただ、最初は養成講座でお金を払うのですが、実際に登録して教え始めたら、ボランティアなのに交通費がもらえたし、コピーも事務室をお借りして無料でできたので恵まれていたと思います。

で、実際の活動なんですが、学習者を能力別のグループに分け、ボランティアが2〜3人ずつで教えるという形。みんな同じ教室で勉強していました。
最初に私が担当したのはゼロレベル。始めて生の学習者と触れ合える!と期待していました。・・が、実際のレッスンは一緒に教えることになったボランティアの方(かなり年配で何年もボランティアをしている)が中国語ができるということで、全部中国語で説明して本を音読していく・・というだけのレッスンだったのです。毎回教室には行くけれども、中国語ができない私は出る幕がなく、ただ横にいるだけでした。

そのタームの途中で、ゼロレベルグループに中国人のコックさんで仕事で使う料理の材料リストが読めるようになりたいという方がいらっしゃいました。つまり、その人だけ別のレッスンでということになります。そこで、何もできずにいた私はその方を1対1で教えることになりました。
でも教え方も良く分かっていなかった私は、ひらがな、カタカナの表で文字の読み方を一通り教えたらひたすら実際のリストを見ながら「にんじん、にんじん」って反復させただけでした。今思うと退屈なレッスンです。

実際に活動して思った正直な感想は「ボランティアのレッスンってこんなものなのか・・。」です。
もちろん、中にはしっかり教えていらっしゃる方もいたのですが、ちょっと適当だなと思ったのは否めません。
そして、そう感じていた私自身も、全然いいレッスンはできず、「検定はとったけど教え方が分からない・・」と思い知らされたわけです。 それが養成科に通ったほうがいいかも・・と思ったきっかけでした。

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追記 今はなくなったようです。

ちなみに、団体によっては現在私が所属している会話コースを脅かすぐらいしっかりとしたレッスンをしているところもあります。
養成科で一緒に勉強した人が携わっている団体の話を聞くと、能力別にクラス分けするのはもちろん、能力試験コースもあるし、教える側も最初はアシスタントから始めるということ・・。
教える内容のレベルは教えている人の意識次第だと思いますし、単に日本人と触れ合いたいという人も来るので一概にどういうのがいいボランティア団体だとは言えないですよね。

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