日本語教師への最短コース「NAFL日本語教師養成プログラム」

日本語教師日記 2006年 1月〜3月
■2006/3/23(木)
みんなの日本語 37課
受身です。 このクラスはレベルのわりにはよくできます。
普通に会話していると、まだ勉強していない教科書以上の文法を使うようになってきたので、今回は大丈夫かな?と思い、いつもはあまり説明しない「自動詞の受身」もしました。
(例 赤ちゃんに泣かれます。雨に降られます。)
これは日本語独特の受身の使い方で、なかなか理解が難しいところです。
・・・・で

みんな、ぽか〜んとしてました。あちゃぁ。。やってしまった。
これは最初から紹介程度にとどめておくつもりだったので、ささっと終了。
学生のレベルを見て、いつもやるかどうか考えるんですが、今回は私の判断ミスでした。

■2006/3/27(月)
みんなの日本語 25課
条件形が重なります。今回は「たら」
意味は理解しやすかったようだけど、とにかく「た形」ができない! 特にTグループの動詞。
形容詞の過去の否定も、ぼろぼろでした。
今度、たくさん復習しよう。

■2006/3/23(木)
みんなの日本語 36課
「〜ように・・します」と「〜ようになります」
使い方や場面導入は簡単なんだけど、前件が無意思動詞になるという説明がいつもいまいちです。今回も・・なんとか伝わったけど・・。
もう少し、簡単に簡潔に説明できるようになりたい。 課題です。

■2006/3/20(月)
みんなの日本語 23課
またまた条件形。(レベルは違うけど)今度は「と」です。導入はスムーズ。使い方は分かってもらえましたし、そんなに出来るクラスではないので今回ここで後件の制限については触れないことにしました。
で、道案内の活動へ。これもスムーズ。いい調子ですすみました。
ただ・・新出語彙(交差点、角、渡ります。など・・)を使わないと言えないのでそれが大変そうでしたね。
最後に「文法はわかりますが、言葉が難しいです・・」と言われてしまいました。

■2006/3/16(木)
みんなの日本語 35
条件形「ば」です。ここで難しいのは後件の制限。ドリル練習まではすいすいと進むんですが、ちょっと自分で文を作らせると必ずおかしな文ができてしまいます。(例えば、東京へ行けばディズニーランドで遊びたいです。とかね。)
だからよく出来る人ならこういうときにこういう後件は来ません。悩んだときは「たら」を使うと一番便利です。(”たら”は後件の制限がほとんどありません。「たら」で使えないパターンもありますが、それは「と、ば、たら、なら」のまとめで次の時間に説明)ということを説明します。
今回の学生はかなり飲みこみが早い学生。なので教えてから文章を作成してもらいました。
毎回、そうしてもやっぱり座りが悪い文を作ってしまうものなのですが今回の学生は本当に頭がいい!「え・・と・・。あ・・ダメです。”たら”です。」と言うので、どんな文を作ろうと思っていたのか聞いてみたらまさしく「たら」のパターン。ちゃんとわかっています。
話を聞いたらスペイン語(彼はスペイン語話者)の条件形も同じように、こういうときは両方言えるが、こういうときはこちらは使えないというものがあるらしいんです。なるほどね。

■2006/3/13(月)
いろいろ復習
今日は復習の日。形がなかなか定着していないので、たっぷりドリル練習。それからいろいろな文型を使った会話練習をさせました。このクラスの中国人は決まった形を言わせたり、宿題をさせたりするとよくできるけど、フリートークに近い形で練習するとあまりできません。聞き取りもだめです。同じ漢字圏。文字に頼っているからかな。会話科だから会話ができるようにしてあげたいんだけど・・。

■2006/3/9(木)
みんなの日本語 34課
「〜とおりに・・します。」
「私が言うとおりに言ってください」と早口言葉。
「図のとおりに折ってください」と折り紙。
毎回ここの授業の導入は、半分遊びになってしまいます。これがいいのかどうか・・。練習もしずらい項目だし。
いい練習ないかなぁ。。と、毎回頭を悩ませます。
授業は・・・あんまり納得行く出来じゃありませんでしたね。
ふぅ・・。

■2006/3/6(月)
みんなの日本語 21課
連体修飾です。
日本語の連体修飾は少々難しいですよね。連体修飾節の中の助詞は”が”しか使えないとか、辞書形、た形の変換とか。
それに、「これは昨日買った帽子です」も「これは帽子です。昨日買いました。」で通じるから諦めてしまう人もよくいます。
授業が終わった時に、学生が最後に一言残していきました。
「今日勉強したことはむずかしかったですが、便利ですね。」
おぉ!ちゃんと文法理解できているし、覚えると使えるということも分かってくれた!ちょっと嬉しい瞬間でした。

■2006/3/2(木)
みんなの日本語 33課
命令・禁止形です。一度に二つ覚えなければならないし、普段あまり聞かない言い方だし・・で、学生によってはノリが悪くなる課。はてさて、今回はどっちに転ぶかな〜。
そんな気持ちで授業してみたら・・う〜ん。そこそこでしたね。
中学校で先生が「立て」とか「書け」とか言っているらしく、聞いて知っていたという学生も。
無難に終わりました。

■2006/2/27(月)
みんなの日本語 20課
今日は”友達言葉”「食べる?」「うん、食べる。」という形です。 日常ではこの形式が一番多く聞くだろうけど自分で話すとなるとなかなか大変ですよね。前回ペアの先生も教えたところなんですが、ルールは分かっても口から自然に発するのは難しいのでもう一回することになりました。
今回は横溝先生の「ドリルの鉄人」からアイデアをもらって、練習をやってみました。黒板に絵を貼って会話させていくというものです。
最初に教師がQを与えて答えさせるという形から、最終的に学生同士でQAさせるところまで。
この練習ははじめてしたんですが、最後の学生同士の会話が短いながらも自然な日本語になっていたのでいい練習だと思いました。

■2006/2/23(木)
みんなの日本語 32課
今日は「〜た/ないほうがいいです」アドバイスの表現です。病気の表現を教えてから「熱がある」→「早く寝たほうがいいですよ。」などのアドバイスをし合う練習をしました。みんなおもしろいアドバイスを返すので笑いも起きていい感じ。いつもと同じ練習なのに楽しい内容になっていました。
このクラスはレベルにしては会話ができるほうなので、最終に病院へ行くロールプレイを試みました。うんうん、いい感じ。積極的に「こういうときはなんていうの?」と質問も出ます。 「包帯を巻きます」や「薬を塗ります」「バンドエイドを貼ります」(カットバンと悩んだけど、私の周囲はほとんどバンドエイドというのでこちらを教えました。)など新出語彙盛りだくさんになりました。
最後に高校生が「今日は保健の授業ですか?」と一言。
あぁ・・そうなっちゃいましたね。(笑)

■2006/2/20(月)
みんなの日本語 19課
今日は「形容詞くなります・になります」この表現自体はそこまで難しくは無いんだけど、みんな形容詞に弱い!形容詞の過去形から復習が必要でした。でも「おいしかった」と「たのしかった」はすらすら言えるんですよね。よく聞くんでしょね。

■2006/2/16(木)
みんなの日本語 31課
今日は意向形。「行こう」「飲もう」「食べよう」などです。

スペイン語話者が学生にいるんですが、彼が急に「先生、おもしろいです。スペイン語で”待とう”は”kill(殺す)意味です。」と・・。
そのほか「バカ」は「牛」だということも教えてくれました。
「へぇ!おもしろいですね!」
脱線はするけど、日本語での積極的な発言は授業の雰囲気をなごみませす。
すると、今度は韓国人の学生(中学生)が「先生、ぼく学校の日本語の先生に悪い言葉を教えてもらいました。バカ、アホ」
中学生の好きそうな話題です。
それを聞いてスペイン人が爆笑。
「先生、アホもバカと同じ意味ですか?」
「はい、そうです。」
「”アホ”はスペイン語で”にんにく”です!!」
クラスみんながへぇぇと驚きました。
このスペイン人、これで「アホ」という新出語彙(?)を完全に覚えたんでしょうね。(笑)

■2006/2/13(月)
みんなの日本語 18課
今日は趣味の話題。「私の趣味は〜することです。」
趣味のひとつとして、スポーツの語彙にも触れたんですが、中国の人がいるので、スポーツの語彙を入れるのに少々てこずりました。「スキー」「スケート」「バスケットボール」等々。英語からきている言葉がほとんどなので、英語を勉強したことがある人なら割と楽に覚えられるんですけどね。

■2006/2/9(木)
みんなの日本語 30課
今日は「〜ておきます」
学生が比較的若くて、レベル以上に良く話せるし、結構普通の日本人のような言葉を使い出したのと、最近「使える日本語」を教えたいと思うようになってきたのもあり、「〜とく」という言い方も最後に教えてみました。
「です」「ます」授業では乗ってこなかったある学生が、話し言葉になったとたん「日本人、みんなこっちの言い方してる!」という表情で、私の説明をうなずきながら聞いていました。あぁ・・この学生は話せる日本語を求めているんだなぁ・・。やっぱ日常会話から考えるとこちらなのかなぁ・・。韓国人だから敬語の概念もちゃんとあるし。
でも、学生は三人なんですが、その中の一人(このレベル相応の学生。他の学生がレベル以上にできるんです・・)が難しそうな顔をしていました。こういう学生にはまずは基本だよな・・。学生を見つつ教える内容を考えていますが、小人数でもみんなのニーズ合う内容を・・というのは難しいです。

■2006/2/6(月)
みんなの日本語 17課
今日は「〜なければなりません」この長い言いまわしは結構学生を苦しめました。
散々練習して、最後に「〜なきゃ」も紹介。普段の生活で聞く方はこっちですもんねぇ。みんながんばって長い文を練習したので。「え?そんな短いの?」って。
そうだよねぇ・・。話せる日本語を教えたいけど、ぞんざいな話し方になっちゃうと困るからなぁ・・。
代表的なのは「ちょっと待て」とか。(「待って」の促音が上手く言えないから命令形になってしまっているのだとは、思うんだけど、そこまでみんな思わないでしょ?「待てください」なら「発音がちょっと悪いな」くらいで偉そうには聞こえないから・・)
いろいろ考えさせられます。

■2006/2/2(木)
みんなの日本語 29課
自動詞・他動詞です!ここは毎回学生を混乱させるところ。気合を入れて授業に臨みました!
・・・・ん?
なんか・・
みんなすらすら言えるなぁ・・。
もう知っているみたい・・。
あっけなく導入が終了。これなら大丈夫?と練習に入ってみたら問題なく練習がすすみます。
おぉ!すごい!とどんどん練習をさせていたら、急に間違えだした!
学生も難しそうな顔になってきました。
あぁ・・やっぱり完全ではなかったのね。
ちょっとつっぱしりすぎました。反省。

■2006/1/30(月)
みんなの日本語 16課
今日は形容詞をつなぐ言い方。「きれいで、かわいくて、あたまがよくて・・」のように。
でもその前に「い形容詞」「な形容詞」という文法用語から教えました。
本当だったらこの課を習う頃には教えているはずのことば。でも、この学校は国で勉強してきた人や独学の人も途中のレベルから来るので、たまにこういうことが必要になります。
単なる文法用語ですから、形容詞、形容動詞って本で読んで覚えた人もまれにいるし、国の言葉でしか文法用語を知らない人だっています。
私たちも英語文法をS,V、OやAdjなどの記号で覚えましたが、これ、省略せずに言えます?別に言えなくても、ルールさえわかればいいですよね。(私はこの仕事をはじめてから数個言えるようになりましたが、全部は言えません。)それと一緒です。「い形容詞」「な形容詞」という言葉も単なる指示語にすぎません。
さて、今回の学生・・。知らないだろうなぁと思っていたら、案の定「へぇ」って顔してメモしていました。
先生が変わっても指示語は統一しなければならないという、教師側の都合で教えなければならなかっただけなんですけどね。

■2006/1/26(木)
みんなの日本語 27・28課
本日も可能形。前回の続きです。今日のメインは「見えます」「聞こえます」と「〜ながら・・」よくできる学生なので楽しく授業できました。
「見えます」で定番の質問「あなたの部屋から何が見えますか」では、私は実際に写真を持っていって自分の部屋から見える風景を話します。スーパーやコンビニがすぐなのでいろいろ言えていい練習にもなります。
でも学生さんに実際に言ってもらうと「駐車場」とか「家」とかそんなに言うものがないんですよね・・。富士山が見える家に住んでいる人もいるわけないし。(この辺から見えるわけがない 笑)これはあまりいい練習になりませんでした。

■2006/1/19(木)
みんなの日本語 27課
本日は可能形。でも、みんな生活からすでに知っていた様子。ついでにUグループの「ら」抜きについても説明して、今日は活動をたくさんしました。
でも、中学生から30代までと年齢が幅広いのでみんなのニーズにあう内容の活動を考えるのはなかなか難しいです。同じ年齢差でも、20代から50代と大人ばかりだったらまだいいんですけどね。
特に失敗したわけじゃないけど、ちょっと不本意な授業でした。

■2006/1/16(月)
みんなの日本語 14課
今回から学校に来た初対面の学生さんばかりのクラス。やっぱり教室の雰囲気もちょっと固い!
で・・、毎度おなじみの「て形の歌」で雰囲気を和らげました。
このて形の歌で覚えてくれる学生が何人いるかは疑問なんですが、(ちょっと強引と言えば強引な歌だし)教室の雰囲気は大体よくなります。
まぁ・・教師自らウキウキと歌を歌うんだから、そこでシーン・・とされてもつらいんですけどね。(たまにある 汗)
ここを教えるのはもう何回目?ってくらいなので、手作りのフラッシュカードや絵教材、ビデオの会話を練習するときの手作りタクシーと地図など、いろいろ教材がたまってきました。
年数つみあげると、準備は楽になりますね。
(ただ、実際の授業は生物なので失敗もまだまだあります・・)

■2006/1/12(木)
みんなの日本語 26課
今日は「んです」です。
毎回、初回の授業はどれくらいのレベルの人か分からないので、ちょっと緊張します。
さらに、実は私、ここの導入がちょっと苦手なんですよね・・。 教えている間に、変なところで「んです」を無理やり使おうとする学生さんがいるから。
そのたびに、そういう誤用をしないような教え方をしよう!と考えること数回。
今日はそんな変な使い方する学生さんもいなくてほっとしました。
何回も同じ所を教えているので、その度ごとの学生の反応で私の授業も少しずつ進化してきたのかな。まぁまぁのスタートをきれてよかったです。

■2006/1/9(月)
あけましておめでとうございます。 今週木曜日から授業がはじまります。 今年も「にほんご☆ひとりごと」をよろしくお願いいたします。

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